2010年08月31日

<第1回レポート>ギターHさん 演奏曲:All the Things You Are

ギターHさん:残りの人生で自分の音を見つけていきたいと思いますが、自分の音とはいったい何だろうと思います。

廣木氏: 自分の音というのが何によって出来上がるのかという事を考えてみると、例えばAll the Things You Areを演奏したとしても、ミュージシャンが十人いたら、十人十色なわけです。それは色々な事をその瞬間瞬間で判断していくことによって異なった結果になるからです。その判断ということがすごく重要な要素であります。判断がうまくいくと、みんなでいい状態になることができます。いい判断を行えるようにするためには準備も必要です。まず音のイメージがあるということが重要です。瞬間瞬間で判断しながら、次の場面ではこうしよう、共演者がこうきたら私はこうしようなどとコミュニケーションしながら先に進んでいきます。そして、その結果出来上がったものが、その時におけるその人たちのリズムです。リズムというのは人間同士が交わり意見交換を行う場で生まれる極めて有機的なものです。そしていつも違います。2度と同じものがありません。しばしば自分はリズム感がないなどと言葉を混同してしまいがちですが、実は音楽をやっていく上で一番大切なのはリズムよりタイムなのです。例えば、あるテンポで演奏を始めたら、ずっとそのテンポを最後まで正確にキープし、それに対して早いのか遅いのかという判断が為されなければいけません。リズムというのは、それぞれ人によってしゃべり方が違ったり、なまりがあったりするように色々なリズムがあります。タイムが正確にキープできていれば、たとえいろいろなしゃべり方の人がいても成立します。正確なタイムで演奏できるということをめざすと自由になれるし、面白い結果が生まれやすくなります。
posted by mwtokai at 12:46| Comment(0) | レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。